2007年08月23日

富士に立つ!その2

二日目、昨夜なかなか寝付けなかったせいか、はたまた日ごろの運動不足が祟ったのか、右ひざに違和感を感じる。
杖で右足をなるべくかばうように登ることにした。

7合目ともなると、ほとんど植物は無く、上をみると頂上付近まで見えている。だが、人は豆粒ほどの大きさだ、まだまだ遠い。

8合目に差し掛かる時、周りの登山客の中に高山病にかかったらしき人をしばしば見かけた。
こちらはゆっくり登っているおかげでどうやら高山病は免れているようだ。
ただ、すぐに息が切れる。
登頂が最優先なので、大事をとって休み休み進む。

9合目付近で、学生の一団に追い越された。
学校の行事で登っているらしい。
その学生が
「5合目から3時間くらいだから〜」
と言っているのが聞こえてしまった。

どのルートか分からないが、こっちは前日からあわせて10時間は掛けているというのに…

まぁ、いい。よそはよそ、うちはうち、マイペースで進む。

そして…いよいよ膝が痛くなってきた。
しかも、最後に険しい岩場が続く。
空気が薄いせいか、妻はしばしば立ち止まるようになった。

それでも、一歩一歩登って行く。

そして…ついに頂上!!

見ると、雲は目線の下にあり、まさに雲海であった。
ついに、ついに成し遂げたのだ!

頂上で昼食をとる。妻はかなり疲れているようだ。
そして、頂上の焼印を押してもらう。これで5合目から全ての焼印がそろった。

絵葉書を買ったりしていると、なんだか雲行きが怪しくなってきた。
天候が悪化しないうちに降りる事にした、が、ここで一つ重大なミスを犯してしまった。

下山口を間違えたのだ!

詳しく言うと、登ってきた道を下ったのだが、実は他に下山口というのがあったのだ!
8合目で合流するので、がまんしてそこまで降りる事にした。

正規下山ルートは、砂走りといって地面が砂になっており、勢いよく降りられる…というものだが、疲労と膝のダメージもあり、やはりゆっくり歩いて降りる。

途中、雨が降ったりやんだりで、そのたびにレインコートを出したりしまったり…
その時妻は軍手を片方無くしてしまった。
ついさっきまでしてたはずなのに…、不思議である。

そして6合目まで降りてきた時に、ふと時計を見ると…バスの時間が迫っていた!

うっかりしていたが、バスは6時頃が最終便。今の時間は4時過ぎ!
今のペースだと、絶対に間に合わない。
その事を妻に告げると…猛然と降りだした!

あれ、ちょっとまって、ヒザが、ヒザが……

泣き言を言う間もなく、どんどんと降りていく妻。
ついていくのがやっとの自分(半泣き)。

高山病から開放された妻は、頂上付近とはうって変わってパワフルだった。

妻に遅れる事数分、なんとか砂走り5合目に到着、時間は5時40分!
靴に入った砂を落としていると、目の前に「完全制覇焼印」の文字。
そう、下山専用の砂走り5合目にも焼印はあったのだ!
そして、それを押して初めて完全な物となる!
時間が気になったが、押してもらうことにした。
いや、正確には妻が押してもらっている間休んでいたのだが…。
まさかここで酸素缶のありがたみを痛感するとは思っても見なかった。
2〜3回使うと、すぐに呼吸は整い、ヒザの痛みも和らいだのだ!

そして焼印がパーフェクトに押された杖を片手に、ラストスパート!

そのころには、左のヒザもアレな事になっていたが、根性でおり切る。


間に合った!


出発地点、須走口5合目にたどり着くと、バスの発車まであと10分程。
ホッとしてお土産を買う。
妻はなにやら絵葉書を出していた。

本当なら、近場の温泉にでも行こうと思っていたのだが、とてもそんな時間と気力は残っておらず、マックで軽く食事を済ませ、早々に帰ることに…
だが、一つの事を成し遂げた達成感は十分にあった!
トラブルもあったが、登って良かった!!
DSCN1453.JPG

…次の日は、足が酷い筋肉痛で二人とも一歩も外に出なかったのであった…
posted by N at 16:12| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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